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【終了】PLUS ART EXHIBITION vol.21 D[di:] / MAI KUWAHARA 『HELLO』

PLUS ART EXHIBITION vol.21 D[di:] / MAI KUWAHARA

『HELLO』

2023.10.1 sun.———2024.1.30 tue.

2Fロビー・meetlounge・3Fレストランアッシュ 

※15:30-16:30 meetlounge・3Fレストランアッシュ 観覧のみ可能です。フロントにお声がけください。

会期中無休・入場無料

いよいよ10月1日(日)より、北海道出身のD[di:] 氏の展示がスタートします。

初の札幌での展示となり、皆さまへのご挨拶を込めて、「HELLO」という展示タイトルに。

ぜひD[di:] 氏の作品に「HELLO」をしにきてください。

また、D[di:] 氏によるクリスマス・ワークショップの開催も予定しております。

ロビー階はクリスマス、その後、お正月仕様にデコレーションされ、フォトブースも設置されます。

2023.12.3 sun. D[di:] と一緒にアドベントカレンダーを作ろう(各回6名限定/予約可)

2023.12.22 fri. D[di:]による絵本の読み聞かせ+オーナメントを作ってツリーに飾ろう(参加無料)

詳細はこちらから

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本展に寄せてのごあいさつ

そして、どうして私がこういう絵ばかり描いているかについて

わたしの制作スタイルのひとつに、草花のモチーフでいろいろな図象を描くという作画形態があります。

植物のモチーフを用いることは、釈迦が菩提樹の下で人々に一輪の花を用いて、

この世界、大宇宙のことわりを解いたこと、フラクタルの中に潜む、

いわば有機的な数式が曼荼羅を内包することから起因しています。

また、90年ごろ、くりかえしテレビのニュースで放映されていた湾岸戦

争のアブラまみれになって飛べなくなった海鳥をみてパニックになって以来、戦争や環境問題はいつも頭のなかに漂う、

いや、眼前に垂れ下がるタンコブのような異物であり続けました。

あの映像の裏に隠された意味は今では理解しているつもりですが、幼かったあの頃、人がたくさん亡くなったとか、街が瓦礫の山になったなどという暴力的な映像よりも、そのビジュアルは、私にとってとてもショッキングなものでした。

そんなモノモノたち、

兵器も銃器も重機もヘドロもプラスチックごみも悪意も、

すべて花になっちまったらどうでしょう。

この悪しき遺物たち全てが、

一瞬にして花や草木へと結晶化し、昇華してしまったら。

そして、その草花に結晶化したものたちが、そのまま何千年と残り、遠い未来、現在の人間の価値観はいったん消滅していると仮定して、かつてのマヤやアトランティスの失われた文明に対峙したときの我々のように、地球外や異次元からの来訪者、あるいは未来の人々がそれを見ても、武器やゴミは本来の姿と用途を完全には理解されずに、たんに「自然」とか「草花ね」「花咲いてんね」としか捉えられないのではないでしょうか。

本人が意図するかしないかは別として、場所によって、また永い年月が経ち、時代によって価値観は変容し、

その地位やアイデンティティさえ元の意味が失われてしまうのは、ほんの数百年の歴史の中でさえ物語っています。

邪悪なものも、善良なものも、何気ない生活の遺物たちも全てが花と化した時、すべてはフラットになっていく。

いままで、やっきになって手に入れようとしていたものは、間違いなく、永遠じゃない。

私は、自分の心のランドマーク、そのために描いているのだと言えます。

動物を描くことが多いのは、自他共に認める大の動物好きであることはもちろんですが、

中でも、たびたびオオカミがモチーフとして登場するのは、誤った解釈で悪者として捉えられ、

日本では、約150年前に人間の手によって絶滅させられたこの孤高の動物がいなくなったことが、いま、とんでもない生態系の崩れを起こしているという事実を知って以来、ディエクスティンクション=絶滅した種を蘇らせること/本来は遺伝子の解読とクローン技術をもって行うことを、自分の作品内でおこなっているのだと思っています。

最後に、北海道出身でありながら、今回初めて札幌で展示をするはこびとなったことを嬉しく思います。

関係者の方々に深くお礼申し上げます。

Exhibition Statement by D[di:] MAI KUWAHARA /2023 October

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D[di:] / MAI KUWAHARA

2000年、ビジュアルブック「ファンタスティック・サイレント」出版でデビュー。宮崎駿監督が帯コメントを寄せるなど各界著名人の間でもファンが多い。アート、ファッション、小説、漫画、絵本、ライフスタイル・グッズのデザインなど多岐にわたって制作。JFN全国放送の深夜ラジオのパーソナリティーを4年間務めた。2020年より東京から札幌に移住し、新たなフィールドで制作を続ける。

HP:www.deeth.net

IG:@deeth

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